◆◇戯れ日記◇◆
〜べース兼HP管理人ワサダ(ぺヤング)の日記っつうかコラムっつうか自己満足っつうか〜
9/30(木)九月末日ララバイ。

さて早速ですが昨日渋谷屋根裏でのライブを終え、残るライブは解散企画一本のみとなりました。昨日足元の悪い中たくさんの方々に観に来ていただき、誠に幸せでありました。ありがとうございます。そして日付けは9/30。明日から10月なのであります。月が二桁になる日。去年も書きましたが、ここって実際には一日が過ぎるだけであるのに何だかがらりと変わるんですよね個人的に。今年はまだ今イチ秋っぽくなって来ないので去年ほどの実感がないですけども。そんな今日一日。

でまぁ、月が変わってしまう前にここももう一回分書いておこうと。ライブ直後&解散直前なのにアレですが、10月に入ってしまうと色んな意味で落ち着かなくなってくるのが目に見えてるので、今回はわりと平然といつも通りにお届けさせていただきます。今回はちらっと街のお話。

先日、代官山へ一人歩きに行きまして。何だ一人歩きって(笑)。まぁ、ただぶらぶらと。僕ただ今東横線の都立大学と言うとこにある眼科に通ってるのですが、その帰り道、はたと思いつき渋谷の一駅手前、代官山で途中下車。何を隠そうこの代官山、僕の中では素敵タウンNo.1に輝いている街でして。住みたい住みたいと騒いでいた時期もございました。しかしここ数年というものめっきり出かけることもなく、実に久しぶりに訪れました。つーか元々僕、かなりの出無精なんですわ。一人でどっかぶらぶら出かけることなんてまずしない(近所の散歩はのぞく)。たまーにしようと思っても、一時間と保たず家路についてしまう(笑)。どこ行くにしても、誰かに誘われれば行く。しかし自分からは誘うことはしないという。…最悪ですねなんか(苦笑)。

でもねぇ、一昨日代官山行った時はずいぶん長く保ったんです。一人で店入るのとかもえらくニガテなんですけど色々回れたし。というわけでやっぱり代官山が好きなのですねあたしゃ(何だこれ)。何というか街の雰囲気。こじゃれてはいるんだけど、気取ってはいない。気取ってる気もちらとするけどわりと落ち着く、みたいな。店でも街でも人でも、どーも気取ってるのはニガテで。落ち着きが欲しい日本人体質。落ち着きというかそういうユルさみたいなのがあの街にはある気がします。

ちなみに上京したての頃は原宿が大好きでした。やっぱりここがカルチャーの最先端発信地だぜ的、田舎もの丸出し的な憧れで(笑)。でも年経るにつれてちっと厳しくなって来た。やっぱり若者多いですからねあの街は。どーも気張りすぎてる人が多いし。落ち着きがないっちゃない。んで、代官山にたどり着くわけです。テイストは似ているけど、原宿に比べると少し落ち着いた大人の街。ここ数年でやや雰囲気が変わってきているような気はしますが、んー、何だかあそこが一番みたいです僕には。しかし次行くのは何年後になるか…(笑)。

せっかくなので街の話をもう少し続けますと。えー、渋谷は苦手。新宿も苦手。吉祥寺も苦手。ついでに下北も苦手。得意なのは池袋。長いこと住んでましたし今でも勤務地ですし。下北が苦手というのはバンドマンにとっちゃ致命的な気もしますが(笑)、だいぶ慣れては来てます。ライヴで出掛けたり、友達のバンド観に行ったり、何だかんだでこのとこ一番行ってる街かも知れません。でもどーしても好きになれないとこがあるんですよねぇあそこ。いや、けっこー好きなんですよ雰囲気とかは。でも何だかあそこにいる人々がどーしても。「俺、今まさに下北に来てるんだゼ」的な。分かるかなこれで(笑)。なんつーか街に気おされてる感じがしちゃうんですよね。そういう人が多いような。「ここは下北沢なんですよ!分かってる!?」みたいな。こんなこたどーでもいいのですけど実際(笑)。僕なんかだってはたから見ればそ―見えるのかも知れませんし。あくまでもコレは個人的な意見ですので悪しからず。

あぁ何かしっちゃかめっちゃかだな。相変わらずオチも何もありませんが、来週はその下北沢で企画をやります。そしてその日がLOVE-BRAND CREWの正真正銘最後のライヴです。もはや頭も働かなくなりつつあり、あまり言えることもありませんが、とにかく自分達のためにそして観に来てくれる皆様のために、全力で、悔いの残らないよう楽しくやらせてもらいます。そして、そこにいる人たちにいつまでも忘れないでいてもらえるような夜になればいいなと。そんな感じでヨロシクです。


9/19(日)人間とは。

暑いっすねー9月も半ばなのに。午前中とか夕方とかは涼しくていいのだけど、太陽が高く昇るのにつれて気温が上昇して行くのが分かります。すると腹立ちますねやたらと(笑)。なんであちぃんだよくそぼけがー。…ウソです勘弁して下さい夏日。もういいっすほんとに。腹立ち紛れに梨でも食って秋を感じるか、とか思ったら梨がコレまたうまくなく。。今年の梨は甘いという噂を聞きかじっていたのですが。ハズレだったようです。ちっきしょ。

さてさて。掲示板にて予告しましたが「人体の不思議展」行って参りました。普段はとんと縁のない有楽町は東京国際フォーラム。いやーまいったー。何が参ったって、おどろいたー。こちとらは若干興味本位で訪れてみたワケで、ところがそんなに軽いものじゃなかったワケで、母さん。言葉を失いますね。言葉にならない感嘆符しか出ません出ません。うっはー、みたいな。生身のね、人体なんですよ。加工してあるとは言え、まぎれもなく生きていた人なんです。その肉。その皮。その内臓。骨。神経。血管。果ては脳。胎児まで。顔のある標本にはちゃんと表情があったります。そんな顔を見てたら僕は何やらやりきれない気持ちになっちゃいましたね。もはやもの言わぬ人。以前は人であった標本。ヒューマニズムちうんでしょうかこういうの。何だかそういう気分。

しかし、純粋に勉強になったのも事実。ほほぅ、こーなってるんだ、へー、みたいな。うぉうすげーと興奮もしてみたり。自分のからだ。知ってるようで全然知らない中身。そういう意味ではとっても面白い。funnyではなくてinterestingの方ねもちろん。ともかくいい経験であったことは間違いないっす。感じ方は人それぞれなんだろな。まったく何も感じないとか、つまんねーこんなの、って人はまずいないんじゃないすかね。そんな何とも言えない力がありました。あれで¥1500は安いと思います。来年までやってるみたいなんで、僕ももう一回くらい行きたいなと。皆さんもぜひ行ってみて下さい。興味がある方は絶対行くべき。

そして。こっからそれとはちょっと前後しますが。今、村上龍の「共生虫」と言う本を読んでおりまして。例によって暴力的な描写がてんこもりなんですね。前読んだ「イン ザ・ミソスープ」もひどいもんだったのですけど。そういうの読んでたり、新聞とかテレビで凶悪犯罪のニュースやってんの見たり聞いたりしてて、「人間とは?」みたいなことを思ったりしていたのです。人間てやつはどうしたらそこまで悪く、残酷に、非道になれるのかいなーとか。殺しだけでなく、詐欺とかもね。そういうことをやってしまう人たちの気持ちってまったく分からない。そして分かりたくはないけど、単純に、ほんとに不思議に思う。なぜなんだ?

もちろんこの世のすべてがいい人だとは思わないし、基本的に人間の本性は「悪」だと言う性悪説を支持してるっぽいです僕。でも、少なくとも僕の周りにはそんなに悪い人いないし、というかむしろいい人たちばかりだと思ってるし、そういういい人達見てると性善説信じたくもなるくらい。そんな僕の環境?状況?からするともうね、何が人をそこまで駆り立てるのか、と。「世の中には色んな人がいるからねー」と言ってしまえばそこまでだし、実際それで片付けるのが一番簡単なのだけど、ちょっと考えてみたくなってしまたのです。でも、それが分かる時ってのは、僕がもう「そちら側」の人間になってしまった時しかないんでしょね。そんなのはまっぴらごめんさ。ははっ。オチなくてゴメンなさいね(笑)。そんな折の「人体展」だったものですから。ちょっとリンクして。

あ、あとね、昨日ちょっくら横浜行ってきました。ヨコハマ。ライヴではたまーに行ってたけど、それ以外で行ったのはうーん、6、7年ぶりか。中華街とかね、ライヴで行ってちょろりとのぞく度に気になってたんですけど、コレでもかというくらい歩き回ってきました。そして念願のごま団子。これです。中華街といえばごま団子。幸せですあれ。あったかくて甘くて香ばしくてね。横浜は面白い街ですね。やはり独特の雰囲気あるし、夜なんかはとってもロマンチック。都心からの電車も増えて行きやすくなったとは言え、ちょっとした観光地気分を味わえましたとさ。

そんなこんなで。自室にCATVを導入し、更なる引きこもりが心配されましたがあらびっくり。意外とアクティブに暮らせております(笑)。CATVも相当おもろいけどね。その辺はまた改めて。

よいしょーぃ。んでライヴも残りが2本になっちまいました…。あぁはえーなぁ。それに対する思いなどはここには書ききれないので割愛させていただきますが、ともかく楽しんで行きたいと思います。ぜひライヴに足運んでみて下さい。一緒に楽しみましょう。話はそれからだ。ヨロシクと。


9/9(月)水色の優しい風。

はい九月です。九月九日きゅきゅっきゅ〜(意味なし)。九月になれば誰が何と言おうと秋、なワケです。雨が降ったり台風来たりで不安定な天気だったり、昨日なんか何ですかあの暑さは。残暑と呼ぶにはハイレベルすぎじゃないすか。早く涼しくなってくれないと衰弱する一方です。そこんとこヨロシク。

そんな昨今。どうも我々人類、自然の猛威に曝されておりますね。台風に地震に噴火。この分だとそのうち世界が終わってしまうんじゃ、とか杞憂したくもなるってもんです。そして僕はガレイジライヴ(チョンボ有w)が終わってからこの一週間、アタマの中でさながら台風のように猛威を振るう、やりどころのない感情に振り回されておりました。まぁ例によって何がどう、とか具体的なあれではないんですが。無気力、ってのとはちょっと違うな、脱力、でしょうか。加えて生活リズムがめたくそになっちゃって。当然体調もおかしくなったり。風邪ひいたりしてるワケではなくて、僕、慢性的な持病が幾つかあるんですが、それがこういう時には決まって悪化するんです。するともう悪循環の渦。精神的にも不安定になり。

自分が立っている世界や、自分が向かおうとしている場所を忘れてしまう。何だか、もやがかった重苦しい空気に覆われ、手探りで闇の中を彷徨い歩いているような妄想に取り憑かれる。当然思考は放棄され、次第に自分の姿すら見えなくなる。そして僕という人間の、存在の、弱さを小ささを実感させられてしまう。そんな脆弱で矮小な自分が大嫌いになる。しかし完全なる自暴自棄になることもできず、中途半端にやけっぱちのフリをして過ごす。最悪。

と、やや気取って書いてみました(笑)。簡単に言えば、地に足が着いてないということですかね。足取りが覚束ないんです。自分の足でしっかり歩きたいのに。

ラブクルのライヴも残すところ三本。解散まであと一ヶ月を切りました。そんな中、感情が波立ってしまうのは、どうしたって致し方ないことなんでありますが、これではあまりにひどすぎます。ここもね、何度か更新しようと頑張ってはみたんです。アタマん中がざわざわしてる時って、それを文章なり形にしてみると多少はすっきりしたりもするから。でもそれも無理でした。実際、ひどすぎたようです。

そんな折。掲示板にも書きましたが「風の谷のナウシカ」と、以前テレビでやってたロザリオスのツアードキュメンタリのビデヲを観たんです。この二つに、何だか導かれたよな気がしました。どうもその不安定な期間、本も読む気が起きず参っていたのですがビデヲなら観られるだろと、ほんと明け方からナウシカ見始めまして。10年ぶりくらいでしょうかあれ観たの。いや、もっと経つかな。ストーリーも完全に忘れてました。実はちょいと前に同じビデヲ観ようと思って挫折してるんですが、そん時は僕がやりたいことたくさんあってみなぎってた時で、まったく頭に入って来なかったので途中で止めちったんですね。しかし今回は心は雑然としていながらも僕自身がある意味では空っぽだったんで、すーっと、ほんとにすーっと入ってきました。あぁ、ナウシカって、すげぇ、って(笑)。強くて、優しい。あぁ、すげぇ。そしてこんだけのもん作る宮崎駿もやっぱしすげぇ、と。世界観すげぇし、ココロ動きますからね、否応無しに。

そんでナウシカ観終わって半ば放心状態だったところで、画面にはおもむろに中村達也が登場。続けて観ようと思ってたワケではなくて、たまたまだったんです。同じビデヲテープでナウシカの後にロザリオスが入ってた。そっからまたテレビから目が離せなくなりました。ものすごい量の汗を流しながらまさに全身全霊でタイコを叩く達也。カッコよすぎる。個人的には中村達也と言うドラマーのすごさは、プレイもさることながらプレイしてるその姿のカッコ良さにあると思う。昔ブランキーのライヴを観に行って達也しか観てなかった日もあるくらいです。で、今回ビデヲ観て、うおぅやっぱりいいな、バンドってカッコいいなと改めて素直に感じたし、興奮もした。その後昼近くまで寝られず、と(笑)。

そして思ったのは、あぁ僕もこうなりたかったんだ、カッコ良くなりたかったし、人を感動させたり楽しませたり興奮させたりしたかったんだ、と。何というかおこがましいし、ほんとアホな話ですが(笑)。そんなこんなで若干自分を取り戻して参りました。あーしんどかった。。来週はライヴもあるしね、また気を取り直していきまっする。

でもって数日前からやっと読書も再開。何となく椎名誠の著書をいくつか買いました。エッセイ集や短編集など。椎名誠と言えば、バイト先が一緒だった某T60Wのボーカル氏がよく読んでたっけなと。独特で面白いです。それと、村上龍の「イン ザ・ミソスープ」をほぼ一日で読破。これ、むかーし読売新聞で連載やってた頃途中まで読んでて、ずーっと気になってたんです。うーんやっぱりディンジャラス。でも止められないのです龍。先日発売された村上春樹の新作も気になる今日この頃。よーし、俺も負けてられん。地に足着けて行きますかー。てなところで。


クロウズ。
ありがとさん〜。